2019年巨人菅野何故不調なのか?原因や許したホームランとの関係も

巨人 読売ジャイアンツ

入団以来巨人の先発陣の一角として活躍し、沢村賞の複数受賞や2018年にはクライマックスシリーズでノーヒットノーランを達成した読売ジャイアンツ菅野智之選手。

まさに巨人が誇る絶対的エースだが、2019年シーズンはここまで、菅野らしからぬピッチングが続いている。

5/15の阪神戦ではまさかの5.2回自責点7でKOされており、かつての絶対的エースの風格が消えかかっている。

そこで今回は菅野選手の過去の成績と現在の成績を照らし合わせながら、菅野選手の不調について考えてみたい。

※成績は5/15時点

菅野の身に一体何が起きている?

まず簡単に今年の菅野選手の主な成績を振り返ってみる。

登板数8 投球回53.2 防御率.4.36 5勝 3敗 奪三振47 与四球10 被本塁打13 被安打58

すぐ目に付くのが防御率4.36である。5月時点で菅野選手の防御率が4.36とは過去と比較してもかなり高い。

防御率は味方の守備など運要素も絡むため、これだけでは完全な判断は出来ないが、昨年よりも苦戦していることは間違いないだろう。

さてここから具体的な考察に入っていくが、菅野選手の武器である制球力から見ていく。

制球力といえば、与四球が浮かんでくるが、今年与えた与四球は投球回53.2で10個である。

これを9回あたりの与える与四球数を示すBB/9に置き直すと1.68と2018のBB/9である1.65と比べても変わらない。

昨年セ・リーグの平均BB/9である3.45なので、今年も制球力がリーグトップクラスといえる。

次に投手において大切な能力の1つである奪三振能力はどうだろうか。奪三振能力が高いとそれだけ、前に飛ばさずにアウトを取れるため、運の要素が減り安定してアウトが取れているといえる。

9イニングあたりに奪った三振をK/9で計算すると、数値は7.88となる。昨年の成績は8.91と昨年よりは低下しているが、こちらも昨年のリーグの平均能を上回っているため、特に問題ないといえる。

投手に求められる能力の内、奪三振力と制球力に関して異常は見られない。

では現在の不調の原因を問うとなると、それは被本塁打数にある。

今年菅野選手が許した被本塁打の数は13とこれは現在2位の中日の大野雄大選手の8本を大幅に上回る数値である。

更に昨年菅野選手が許した被本塁打は202イニングで僅かに14本である。

既に今年許した被本塁打は昨年を大幅に上回るペースだ。

まさに「一発病」に苦しんでいるシーズンといえる。

何故ここまでホームランを許しているのかと考えると、球威が昨年よりも落ちている個人的には思う。

更にどれだけ安打を許した割合である被打率も、昨年の.221に対し今年は.270と悪化しており、明らかにボールを昨年と比べてボールに勢いが無くなっていると見受けられる。

プロ野球関係者では、今回の不調の原因に勤続疲労を疑う声も上がっている。確かに入団から昨年の6年間フル回転で先発として投げ続けており、平均して181イニングも投げている計算となる。

これだけ投げ続けていたら確かにどこかで、体に異変が起こってもおかしくはないだろう。

もっともプロ野球界における歴代のエースと呼ばれた投手でも不調の年が無かった投手の方が珍しく、菅野選手の今シーズンも一時的な不調だと私は考えている。

体を休む時間さえ確保できれば、また以前のような「絶対的エース菅野」が再び私たちの前に戻ってくるだろう。

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